
COVID-19感染後の内皮糖鎖および血管機能に対する糖鎖サプリメント4ヵ月投与の効果
要旨:
新型コロナウイルス感染症2019(COVID-19)は、内皮機能および血管機能の障害と関連していることが報告されている。
筆者らは、グルコサミン硫酸塩およびフコイダンを含有するグリコカリックス栄養補助食品(glycocalyx dietary supplement:GDS)による介入が、COVID-19感染後の内皮グリコカリックスおよび血管機能を改善するかどうかを検討したと述べている。
本研究では、外来で管理された軽症から中等症のCOVID-19感染から14日後の回復期患者57人を対象とし、GDS投与群(n=29)またはプラセボ群(n=28)に無作為に割り付け、4か月間連続して投与を行った。
ベースライン時および4か月後に、直径4~25 μmの舌下微小血管における灌流境界領域(perfused boundary region:PBR)を内皮グリコカリックスの完全性指標として測定し、あわせて脈波伝播速度および増大指数、ドプラ心エコー法による冠血流予備能、ならびに酸化ストレスマーカーとしてマロンジアルデヒドおよびタンパク質カルボニルを測定した。
治療開始から4か月後、GDS投与群ではプラセボ群と比較して、PBR 4~25 μm(-6.8%対-1.3%)、脈波伝播速度(-13.2%対-3%)、増大指数(-28.5%対-2.5%)、マロンジアルデヒド(-26%対-2.9%)、タンパク質カルボニル(-31.3%対-1%)の減少がより大きく、冠血流予備能の増加もより顕著であった(12.9%対1.6%)と報告されている(p<0.05)。
GDS投与群においては、PBR 4~25 μmの低下が、追跡時点での脈波伝播速度の低下(r=0.31、p=0.047)、マロンジアルデヒドおよびタンパク質カルボニルの低下、ならびに冠血流予備能の増加(r=-0.59、p=0.008)と関連していたと筆者らは述べている。
治療終了後には、GDS投与群ではCOVID-19後遺症を訴えた患者は認められなかったのに対し、プラセボ群では21.4%の患者が後遺症を報告していたとされている。
これらの結果から、4か月間のGDS投与は、COVID-19感染後の内皮グリコカリックスおよび血管機能を改善する可能性があると筆者らは述べている。
新型コロナウイルス感染症2019(COVID-19)は、内皮機能および血管機能の障害と関連していることが報告されている。
筆者らは、グルコサミン硫酸塩およびフコイダンを含有するグリコカリックス栄養補助食品(glycocalyx dietary supplement:GDS)による介入が、COVID-19感染後の内皮グリコカリックスおよび血管機能を改善するかどうかを検討したと述べている。
本研究では、外来で管理された軽症から中等症のCOVID-19感染から14日後の回復期患者57人を対象とし、GDS投与群(n=29)またはプラセボ群(n=28)に無作為に割り付け、4か月間連続して投与を行った。
ベースライン時および4か月後に、直径4~25 μmの舌下微小血管における灌流境界領域(perfused boundary region:PBR)を内皮グリコカリックスの完全性指標として測定し、あわせて脈波伝播速度および増大指数、ドプラ心エコー法による冠血流予備能、ならびに酸化ストレスマーカーとしてマロンジアルデヒドおよびタンパク質カルボニルを測定した。
治療開始から4か月後、GDS投与群ではプラセボ群と比較して、PBR 4~25 μm(-6.8%対-1.3%)、脈波伝播速度(-13.2%対-3%)、増大指数(-28.5%対-2.5%)、マロンジアルデヒド(-26%対-2.9%)、タンパク質カルボニル(-31.3%対-1%)の減少がより大きく、冠血流予備能の増加もより顕著であった(12.9%対1.6%)と報告されている(p<0.05)。
GDS投与群においては、PBR 4~25 μmの低下が、追跡時点での脈波伝播速度の低下(r=0.31、p=0.047)、マロンジアルデヒドおよびタンパク質カルボニルの低下、ならびに冠血流予備能の増加(r=-0.59、p=0.008)と関連していたと筆者らは述べている。
治療終了後には、GDS投与群ではCOVID-19後遺症を訴えた患者は認められなかったのに対し、プラセボ群では21.4%の患者が後遺症を報告していたとされている。
これらの結果から、4か月間のGDS投与は、COVID-19感染後の内皮グリコカリックスおよび血管機能を改善する可能性があると筆者らは述べている。

