高齢の変形性関節症患者の疼痛管理における鍼治療とグルコサミンの併用の有効性|安心・安全な『キチン chitin 甲壳素関連総合メーカー』なら甲陽ケミカル株式会社

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高齢の変形性関節症患者の疼痛管理における鍼治療とグルコサミンの併用の有効性

著作名:
出典:
Pak J Pharm Sci. 2025 Sep-Oct;38(5):1731-1741
DOI:
10.36721/PJPS.2025.38.5.REG.13846.1
キーワード:
ヒト試験, 関節
要旨:
変形性関節症(osteoarthritis:OA)は高齢者に多くみられる慢性関節疾患であり、生活の質を著しく低下させることが知られている。
筆者らは、高齢OA患者における疼痛治療を目的として、グルコサミン単独療法と、これに鍼治療を併用した場合の有効性を比較検討したと述べている。
対象は、2021年9月から2024年9月までに入院した高齢OA患者98例であり、アミノグルコース塩酸塩錠(グルコサミン塩酸塩)を投与した対照群49例と、同治療に鍼治療を追加した研究群49例に分けて解析が行われた。
評価項目として、臨床有効率、漢方医学的症候スコア(TCMスコア)、疼痛を評価する視覚的アナログスケール(VAS)、関節可動性の回復度を示すAROMスコア、関節機能を評価するJOAスコア、炎症関連指標、生活の質スコア、有害事象の発生率が比較された。
治療後には、両群ともすべての評価指標が治療前と比較して有意に改善したことが示された(p<0.05)。
そのうえで、研究群では対照群と比べ、臨床有効率、AROMスコア、HSSスコア、JOAスコアおよび生活の質スコアが有意に高く、TCMスコア、VASスコア、炎症指標は有意に低値を示したと報告されている(p<0.05)。
一方、有害事象の発生率については、両群間に有意な差は認められなかったとされている(p>0.05)。
これらの結果から、筆者らは、グルコサミン治療に鍼治療を併用する方法が、高齢OA患者における疼痛緩和や炎症改善と関連しており、臨床的有用性が示唆されたと述べている。