
グルコサミンによるAkt/mTOR/p70S6K軸の活性化と、PGC-1α活性を駆動することによる肝臓のFGF21発現誘導
要旨:
グルコサミンは変形性関節症の緩和に広く用いられている一般的なサプリメントであるが、耐糖能を乱し、インスリン抵抗性を誘導することで代謝負荷を増大させる可能性があるとされている。
肝臓は成長および代謝に応答してAkt/mTOR/p70S6Kシグナル伝達経路を調節する重要な臓器である。
線維芽細胞増殖因子21(fibroblast growth factor 21:FGF21)は、糖および脂質代謝の調節に関与する肝由来ホルモン(ヘパトカイン)であり、循環中FGF21濃度の上昇は代謝障害や2型糖尿病の予測因子と関連していることが報告されている。
しかし、グルコサミンによるFGF21発現を制御する調節機構については不明な点が多いとされている。
筆者らは、グルコサミンの刺激により、肝細胞において細胞内含量、分泌量、ならびにFGF21のmRNAおよびタンパク質レベルが増加したと報告している。
さらに、Akt/mTOR/p70S6K軸を阻害すると、グルコサミンに応答したFGF21発現が低下したと述べられている。
加えて、グルコサミンによって媒介されるFGF21発現は、PGC-1αの上方制御に依存していることが示されたと筆者らは報告している。
これらの結果から、グルコサミンはAkt/mTOR/p70S6K経路とPGC-1αに依存した様式を介してFGF21発現を増加させる可能性が示唆されたと筆者らは述べている。
グルコサミンは変形性関節症の緩和に広く用いられている一般的なサプリメントであるが、耐糖能を乱し、インスリン抵抗性を誘導することで代謝負荷を増大させる可能性があるとされている。
肝臓は成長および代謝に応答してAkt/mTOR/p70S6Kシグナル伝達経路を調節する重要な臓器である。
線維芽細胞増殖因子21(fibroblast growth factor 21:FGF21)は、糖および脂質代謝の調節に関与する肝由来ホルモン(ヘパトカイン)であり、循環中FGF21濃度の上昇は代謝障害や2型糖尿病の予測因子と関連していることが報告されている。
しかし、グルコサミンによるFGF21発現を制御する調節機構については不明な点が多いとされている。
筆者らは、グルコサミンの刺激により、肝細胞において細胞内含量、分泌量、ならびにFGF21のmRNAおよびタンパク質レベルが増加したと報告している。
さらに、Akt/mTOR/p70S6K軸を阻害すると、グルコサミンに応答したFGF21発現が低下したと述べられている。
加えて、グルコサミンによって媒介されるFGF21発現は、PGC-1αの上方制御に依存していることが示されたと筆者らは報告している。
これらの結果から、グルコサミンはAkt/mTOR/p70S6K経路とPGC-1αに依存した様式を介してFGF21発現を増加させる可能性が示唆されたと筆者らは述べている。

