
2型糖尿病およびMASLD患者におけるグルコサミンの習慣的使用と肝臓への悪影響
要旨:
グルコサミンは関節の健康を支持する目的で一般的に使用されている栄養補助食品であるが、その抗炎症作用により、関節以外の健康転帰への影響にも関心が寄せられている。
筆者らの研究によると、大規模前向きコホート研究のデータを用い、2型糖尿病および代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)を有する患者を対象として、グルコサミンの定期使用者と非使用者における主要な有害肝転帰(major adverse liver outcomes:MALOs)のリスクが比較された。
UK Biobankから、2型糖尿病およびMASLDを有する18,753人の患者について、人口統計学的情報、身体計測データ、検査値、ならびに処方薬情報が取得され、MASLDは脂肪肝指数60以上に加え、代謝異常や心血管代謝リスク因子を示す所見の存在に基づいて同定され、中等度から重度の飲酒者は除外された。
平均11.4年の追跡期間中に826件の新規MALOsイベントが確認され、グルコサミンを定期的に使用していない患者は、使用している患者と比較して、腹水を除くほとんどの個別MALOsおよび複合MALOsにおいて有意に高いリスクを示した。
複合MALOsのハザード比は1.36(95%信頼区間1.09–1.69)であり、グルコサミン非使用者と定期使用者を比較した場合の3年、5年、10年以内のMALOsに対する多変量調整後ハザード比は、それぞれ1.79(95%信頼区間0.69–2.03)、1.88(95%信頼区間1.21–2.54)、1.32(95%信頼区間1.05–1.72)であった。
さらに、ベースライン特性が異なる参加者を対象としたサブグループ解析や、他のサプリメントを定期的に摂取している参加者および自己申告により糖尿病と診断された参加者を除外した感度解析においても、これらの結果が一貫して確認された。
以上のことから、2型糖尿病およびMASLDを有する患者において、グルコサミンの習慣的使用は、個別ならびに複合MALOsのリスク低下と関連していることが示唆されたと筆者らは述べている。
グルコサミンは関節の健康を支持する目的で一般的に使用されている栄養補助食品であるが、その抗炎症作用により、関節以外の健康転帰への影響にも関心が寄せられている。
筆者らの研究によると、大規模前向きコホート研究のデータを用い、2型糖尿病および代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)を有する患者を対象として、グルコサミンの定期使用者と非使用者における主要な有害肝転帰(major adverse liver outcomes:MALOs)のリスクが比較された。
UK Biobankから、2型糖尿病およびMASLDを有する18,753人の患者について、人口統計学的情報、身体計測データ、検査値、ならびに処方薬情報が取得され、MASLDは脂肪肝指数60以上に加え、代謝異常や心血管代謝リスク因子を示す所見の存在に基づいて同定され、中等度から重度の飲酒者は除外された。
平均11.4年の追跡期間中に826件の新規MALOsイベントが確認され、グルコサミンを定期的に使用していない患者は、使用している患者と比較して、腹水を除くほとんどの個別MALOsおよび複合MALOsにおいて有意に高いリスクを示した。
複合MALOsのハザード比は1.36(95%信頼区間1.09–1.69)であり、グルコサミン非使用者と定期使用者を比較した場合の3年、5年、10年以内のMALOsに対する多変量調整後ハザード比は、それぞれ1.79(95%信頼区間0.69–2.03)、1.88(95%信頼区間1.21–2.54)、1.32(95%信頼区間1.05–1.72)であった。
さらに、ベースライン特性が異なる参加者を対象としたサブグループ解析や、他のサプリメントを定期的に摂取している参加者および自己申告により糖尿病と診断された参加者を除外した感度解析においても、これらの結果が一貫して確認された。
以上のことから、2型糖尿病およびMASLDを有する患者において、グルコサミンの習慣的使用は、個別ならびに複合MALOsのリスク低下と関連していることが示唆されたと筆者らは述べている。

